昨日、東京都日本調理師技能会主催の、食べる展覧会に行ってきました。
会場では名だたる和食の名店の料理人の方が作ったお料理がそれぞれ展示され、順に説明されていて、特筆すべきは、その芸の細かさ!!
今回は山菜や旬の江戸野菜を用い、初夏の訪れをお料理に写し込んでいるものが多くありました。
こーんな小さな器の中に、日本の情景を写しこむなんて、やっぱり日本料理ってすごい。
いやはや、料理って総合芸術だ。
そして料理人は真のクリエイターだ。
細かいお料理がそれはもう、たくさんたくさんあって、一つ一つがどんな作り方なのか、簡単に説明してくださっていたけれど、とても消化しきれない、でも理解しようと作り方を想像しながらフル回転していました(笑)
メインで使われていたのは、江戸野菜。
このイベント、京大の学生たちで立ち上げたベンチャー、(株)キシュウ 農鞠 が運営協力。
キシュウは元々、農家直送の京野菜専門の卸屋さん。現在、江戸東京野菜の広報、提供なども手がける、伝統野菜のベンチャーです。
ので、京野菜も合わせて展示されていました。
伝統ある素晴らしさを、若者と熟練した料理人がタックを組んで発信していく様子は見に行った私も背筋がピンと伸びる思い。
そして、お待ちかね、試食タイム♡
たくさんの野菜に学び、目で感動し、そして味わう。
あらためて、五感に訴えかける、和食の素晴らしさを実感。
私も正直、懐石料理をきちんと料亭で味わう機会は一年にそう何度も何度もあるものではありません。
でも、そんな素敵な機会に恵まれたことに感謝して、日本の季節を感じたいものだなぁ。こんな小さな空間に情景や季節を写しこむ、日本料理って本当に素敵だ、とあらためて感じたよい週末でした。