昨日の帰り道、田園都市線の人身事故で急行に乗っていたにも関わらず、用賀で降ろされてしまった私。
何年ぶりかの用賀に降りて、ファーストキッチンでカフェラテを飲みながら、この駅から栄養学を勉強しようと短大に通っていたときのことを思い出してシミジミ。
思えば行きたい大学に受からず(あんまり行きたくない大学には受かってたけど)、短大に進学する道を選んだときから色々始まっていたのだなー、と。
原点と言えば原点。
短大に進学した歳から数えると、十年目を迎える今年度に突入し、この十年をアーカイブして良かったことも悪かったことも、全てをこれからに繋げる作業をしている今。
私なりにやってきたことをうまく繋げられるとよいなー。
ということで昨日のひとりブレストの中身をちょこっと公開。
私は、栄養士の資格を取ったあと、食を通した様々な仕事をするも、それは一般的な栄養士としての仕事(病院や学校で献立を考えたり栄養指導をしたりする仕事)ではありませんでした。
日本では栄養士の資格は短大以上で取れる栄養士と、4年制大学の専門課程を修了後、国家試験を受けて取れる管理栄養士があります。後者は栄養士を取ったあと3年以上の実務経験でも試験を受けることができます。
いずれにせよ、短大で取った栄養士は管理栄養士を目指すことを進められ、栄養士の資格だけでは、多くが日々の献立作成や発注、検収業務に追われ、より専門的な仕事をしていくのは難しいからです。
でも、最近、世の中には「食育」や「介護食」に纏わる資格や、「○○ソムリエ」などの認定資格が山のように存在し、それらを名乗って食育や栄養学の仕事をする人も増えてきました。
情報は氾濫し、何が正しいのか、判断することも難しい。
この流れの中で、栄養学の専門的な勉強をしてきた私たちは日々のルーティンワークをこなし、管理栄養士を目指すだけが栄養士の仕事なんだろうか?
栄養士の価値は栄養士である私たちの仕事の仕方、勉強の仕方で変わるのではないか?
そんな風に考えている今日このごろ。
管理栄養士は立派な資格だし、それを目指すことを否定するつもりはないし、王道の道を歩くもよし。新たに分野を開拓するもよし。
資格を取ったまんまにしている人、今できる自分の役割をもう一度考えるのもありなんじゃないでしょうか?
実は日本中にはたくさんの管理栄養士を取ってない栄養士の人がいます。私もそのうちの一人の栄養士として、管理栄養士が手の届かない、もっと広く一般的なところで栄養学を生活に取り入れるための取り組みができないか?模索中。
そんなことをひとりブレスト。
そしてたまたま降りた用賀駅のファーストキッチンでまとめた夜でした。
用賀駅も久しぶりだけど、ファッキンとか、中学生以来ぶりだな、きっと。