【レポート】『milieu(ミリュー)』ローンチイベントに行ってきた

先日、下北沢の B&B で行われた、しおたん@ciotan)こと塩谷舞さんが立ち上げられたメディア『milieu』ローンチイベントに行ってきました。

1月の末にローンチされてから、個人でメディアをやっているものとしてもとーーーっても興味深く追っていたメディアだったから、こんなイベントが開催されると聞いて、すぐに申し込みを。

 

塩谷舞
「新しいメディアをつくる、ということ。」
『milieu』ローンチ記念公開編集会議

 

なんて名前のイベントだったけれど、それはそれはもう、しおたんのパワーがすごすぎて、何か他にいいアイディアありませんかね?みたいなこととかもあったのだけれど、なんだかそんな暇もないくらい、不調だったらしいことなんてまったく感じさせないほどの勢いで熱弁していらして…。

 

もう、とにかく、とにかく圧倒されました。

 

IT界隈にあまり人脈のないわたしですら見知ったお顔もちらほらありながらも、メディアや広告関係者(手が上がったのは)の人は 4 割程度。

「みんななんできたの?」と純粋な疑問を吐露してしまうくらい、どうやらいろんな業界から注目されているようでした。

 

当日の様子はツイッターで「#ミリューのこと」と検索したら出てくるのだけど、ここでもわたしの頭のなかにとったメモを印象的だった部分だけ、忘れないように綴っておこうと思います。

 

読み手の感情を設計する milieu のデザイン

もうサイトを見た方はご存知かと思いますが、デザインがね、とってもとっても綺麗で。決してデザインに心奪われて読んでいて気が散るとかではないのだけれど、しおたんのエネルギー溢れる文章を読んだ時に、ふっと一息ついて視線をズラすと、ふーっと、なんかもう、ため息がでる感じで。

イベントでは、そんな milieu のデザインについて触れていました。デザインについては会場からも反響が。

ページをね、繰っていくと、グラデーションで少しずつ色が変わるデザインは、読みながらも気持ちを浄化していくデザインで。

デザインに力を入れることでしっかり世界観を出し、読みたい気持ちになってくれる人とのマッチング性を上げたい

そんなことをおっしゃっていました(ニュアンスは若干ちがうかもしれないけど)。

 

コンテンツファーストな世の中だからこそ、わたしなんかでも独立して 1 年近く、息絶えずにやってこれているのですが、やっぱりデザインの力ってすごい。これは本当に感じています。

コンテンツだけでもダメで、コンテンツを生かすも殺すもデザインなんだと、あらためて思った時間でした。

 

バズじゃないバズの起こし方

イベントは途中から、これまでたくさんのバズを巻き起こしてきたしおたんだけど、ただのバズではなく、より届いて欲しい人に届いて欲しい、その上で、今より 10 倍、 100 倍の人に読んでもらうためにはどうしたら…みたいな作戦会議の場所に。

これは、わたしが『ビール女子』というWEBマガジンで編集長をしていたときから常々感じてきたことでもありながら、自分ではその解を見つけられずにいました。

確かに年々見てくれている人は増えていて、話題によってはすごくバズったり、スマートニュースとかに乗っかって、跳ね上がるときもあったりしたけど、読者の方との密度みたいなものを保ったりさらに高めたりすることって PV では測れなくて、なんだかもどかしい思いをしていました。。。

 

そこに対するひとつの解として、しおたんは

ユーザーのもっと欲しいに応えること

をやっていきたいと。

 

ツイートもされていましたが、映画のパンフレットのような、見た直後の一番気持ちが熱い時に読める存在として、”もっと欲しい”に応えていきたいということでした。

 

紅白のPerfumeの舞台をライゾマさんがやっているんだけど、紅白見て「すげー!!」ってなって、数週間後くらいに”その舞台裏に迫る!”みたいなWEB記事が出てきたりするんだよね

 

と。

確かに、それは本当にあるなと。

しおたんはアートやテクノロジーが生まれるところの近くにいるからこそ、それに応えていきたい。

私もまだまだ少ないつながりだけれど、「美味しさ」が生まれるそばにいるからこそ、美味しいだけではないその美味しさが生まれる背景に迫っていきたいし、食べ手が感動を忘れないうちにもっと欲しいに応えられる存在になりたい。

 

そうやって、きっとファンは生まれていく。

 

とうんうんとなんどもうなづきながら自分にできることをぐるぐると考えたりして頭の中がとっても忙しい、有意義な時間でした。

 

ほかにもいっぱいあるので、この記事の下に当日の私のほかのツイートまとめておきますが、私が特に印象的だったのは以上こんなところ。

書けない話もいっぱいあったので、しおたんのその熱気をそのままブログに残すことはなかなかできないのだけれど、自分自身が思い出すきっかけになればと思いつつ、読んでいただいた方が何かを受け取るきっかけになったら幸いです(おこがましいね)。

 

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