よく、「最近のワカモノは…」と言う人がいますが、毎回言われるたびに、「アンタだってその昔ワカモノだったでしょ」、と思いつつ、また、逆に「最近の○十代は…」と思ったりしてしまいます。
ので、自分では仮に年下の、いわゆる若い人に何か思うところがあっても、「最近のワカモノは…」とは考えないようにしていました。
でも、最近思ったこと。
”最近のワカモノ”とはその時代を象徴する目立つ存在なのでは?(←今更かw)
何十年と生きている人は過去の経験と今の経験がミックスされたものの上に生きているけど、若ければ若いほど最近の出来事のみを経験としているので、その影響をもろに受ける。
特に、今、私も仕事柄毎日扱っていますが、ネットやpc、スマフォなどがまさにそれで、
最近どこかで「今の高校生〜大学生が実は情報弱者」説を展開している記事を読みました。彼らはスマフォは持ってるけど、LINEしかしてなくて、新聞も読まなきゃテレビも観ない、SNSも使いこなしているかと思えば実はほんとにクローズドな身内でしかしてなくて世の中のことなんにも知らない人が急増している、というもの。
また、無駄なことは極力避けて通る性質に育ち、彼らにとってはスマフォに最適化した情報のみで事足りるからpcのいじり方も知らない、らしい。
大学4年生くらいになってiPhoneを持った私からすると、彼らは中学生、下手すりゃ小学生からスマフォを使いこなしてる風に見えたので「そ、そうきたか!」と驚愕。
世の中、こんなにも情報に溢れかえっているのに、むしろいるからこそかもしれないけど、あまりにもな事実に驚きました。
もちろん、その世代でその環境にある人でも色々で、生きるベースとなる時代は同じでも、家庭環境や通う学校、そこで出会う人などによって人って大きく影響を受けるので、一概には言えませんが。
そう思うと、ネット社会的に自分は比較的恵まれた時期に生きているな、と思うのです。
別に特段先取りしてネットを扱う子どもじゃなかったけど、中学生か高校生になるくらいにmixiが流行って、高校は情報の授業が取り入れられて、短大や大学では書籍とネット文献を行ったり来たりしながら両方の良いところを生かして勉強する術を教えてもらって、ブログやFacebookやTwitterが流行って。
最初は親がネットなんて危ない、みたいな感じだったけど、少しずつ、その怖さとも付き合いながら、ネット上のコミュニケーションを知りながら、リアルともよいバランスを保ちながら大人になれる時代だったような気がします。
私はとくにネットの人でもなければ、元々IT畑出身でもないけれど、やはり周りの世代を見ると結構それを感じます。
職場などでネットを使った作業が必要な場は何もそれが得意な人だけが集まる場に留まりません。どんな職場でも必要なはず。そんなとき、その辺りが整理されていると、得意分野が明確になったり、うまく役割分担できたりするのかな、なんて。
そんな風に感じるこの頃。
一つの世代をその時代の”若い人”とまとめてしまうのは簡単だし、そうするとどうしても悪い部分ばかりが目立ってしまうけど、その時代その時代の背景を考えながら、各世代の方々とネットを使ってどう生かして仕事をすることができるのか、日々勉強ですね。